生活保護と学資保険の解約

学資保険


生活保護と学資保険、お子様がいるご家庭ではとても気になるところだと思います。
相変わらず不景気が続く中、生活保護を受給する世帯も増え続けていますよね。

生活保護を受けるとなると、持っている資産は全て調査の対象となり、一定以上の資産があれば支給の対象とはなりません。
生命保険なども基本的には資産と見なされる ので解約するよう指導されることがほとんどです。

そして、学資保険も生命保険の一つとされているので、やはり基本的には解約しなければならないようです。

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生活保護の受給と学資保険

学資保険は子供の大切な教育資金なわけで、何とかこれだけでも加入し続けられないものだろうかと考えるご両親も多いことでしょう。

でも、生活保護を受給できるようになると、小中学生対象の教育扶助、高校生対象の生業扶助という枠から必要な額が支給されることになります。
なので、やはり学資保険といえども解約することが必要ということのようですね。

ただし、解約には例外がある

でも、学資保険の解約には例外があります。
知っておけば解約しなくてよかったのに・・ということになり兼ねませんからしっかり抑えておきましょう。

厚生労働省によると、次の3つの条件を満たせば学資保険を保有することを認めています。

・満期金の受け取りの時期が15歳満期もしくは18歳満期であること
・目的が同じ世帯に暮らす子供の学費であること
・学資保険がスタートした時点で、解約払戻金が50万円を超えていないこと

つまり、同じ世帯に暮らす親子で子供の学費を目的にかけているもので、解約払戻金が50万以下であれば解約しなくてよいということですよね。

でも、学資保険を残すのは実際には難しい?

といっても、実際には解約せざるを得ないことになる場合もあるみたいですね。

自治体によっても対応は少し異なるということもありますが、上記の3つ全てを満たしていても、半年以上生活保護を受ける可能性のある世帯の場合は、解約するよう指導することもあるようです。

とはいえ、完全に加入し続ける道がないわけではありませんので、生活保護の受給を受ける際には担当者によく確認した方が良いでしょう。

生活保護受給者は学資保険に加入できる?

では、生活保護を受給している人が、これから先のことを考えて、学資保険に加入することはできるのでしょうか?

結論をいうと、生活保護をすでに受給している人は、学資保険に加入することは難しくなります。

保険加入時には審査があり、保険料を払い続けられるのかどうかが審査されることになります。当然、加入は難しいといえるでしょう。

生活保護の受給と学資保険のまとめ

生活保護受給者は学資保険に加入するは難しく、解約を余儀なくされる場合もあります。ただし、一定の条件を満たす場合は例外もあります。

厚生労働省の条件によれば、受け取り時期や目的、解約払戻金などが一定範囲内であれば解約せずに保持できます。しかし、生活保護を半年以上受ける可能性のある世帯では解約を指導されることもあります。
「生活保護を受給後に支払いを続けられるのか?」ということもあるので、状況を客観的に判断するためにも、まずは相談してみることをおすすめします。

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